隠れ肥満は、まず筋肉を増やすことが脱却へのカギ
こんにちは、山形県鶴岡市のジムでパーソナルトレーナーをやっている菅原です。
今回は隠れ肥満についてです。
隠れ肥満は日本の女性に多いと言われ、体重は適正範囲なのに体脂肪率が高い状態です。
BMIが22付近と標準に近いのに体脂肪率が男性:15~20%以上、女性:25~30%以上ある
この場合は隠れ肥満です。
これはつまり、体脂肪の量が多く筋肉が少ないということを示します。
体重は軽く見た目は痩せて見えるけど、体組成が悪い、つまり体の中身は肥満ということですね。
BMI=体重(kg)÷(身長m×身長m)
女性の場合、BMI18.5~25が適正値。
細身のモデル体型を目指すならBMI20前後が目標。
隠れ肥満の原因
隠れ肥満の原因は、厳しい食事制限ダイエットによる筋肉の減少です。
ただ体重を落としたいがためにそうめんだけを食べる、野菜スープを飲んでお腹を膨らませる、
お昼はサラダだけで終わり。このような食事で痩せようとすると、確かに体重はどんどん減っていきます。
しかし大切な筋肉も同時並行で減っていくので、痩せやすく太りやすい体になります。
その体で元通りの食事に戻せば、リバウンドでまた体脂肪は増えて元の体重にもどります。
なおかつ体の中身は筋肉が減っている状態なので、体脂肪が多く筋肉が少ない「隠れ肥満」になります。
この厳しい食事制限とリバウンドを繰り返すと、どんどん隠れ肥満が進行していきます。
体重だけを意識した食事制限によるダイエットはここが危険なポイントですね。
体重は軽いのにのっぺりしている、体のメリハリがない、太って見える、
疲れやすい、すぐ太る、といったことになります。
隠れ肥満はどう解消していくか?
かくれ肥満の最大の問題点は、筋肉が少な過ぎるということです。
そのため、筋肉量を増やすことが隠れ肥満を解消するために必要です。
まずは食生活を変えましょう。
最初は少し体重が増えるかもしれませんが、ある程度で落ち着きます。
そこからしっかり栄養素をバランス良く食べつつ、筋トレを組み合わせて筋肉を増やしていきます。
たいていの方はタンパク質が足りていないので、毎食タンパク質を含む卵や納豆、魚といった食材を
食べるようにしていきます。
筋トレと食事を一緒にやることで、代謝も上がり太りにくく痩せやすい体を作っていくことができます◎
体重という数字だけ見ると、体組成の改善を意識して筋肉を増やしていくダイエットを行うと、
確かに厳しい食事制限のみで痩せた場合よりも仕上がりの体重は重くなります。しかし、
・太りにくく痩せやすい
・筋肉があるので姿勢が良い
・疲れにくい
・たくさん食べても大丈夫
・若々しく痩せて見える
といった感じになれるので、絶対こちらの方がおすすめです。
体重が増えたから減らしたい、と思ったのはただ数字を減らしたいだけではなく、このような
体になりたかったからですよね?
体重という数字だけに囚われたダイエットはもう卒業して、
内側からも綺麗で健康な体になれるダイエットをして隠れ肥満を撃退していきましょう。
ありがとうございました!
菅原
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