筋トレをしたら引き締まったけど、体重が増えたのはなぜ?


こんにちは、山形県鶴岡市の個人ジムでパーソナルトレーナーを
やっている菅原です。

筋トレを続けてしばらくすると、
「見た目はすごく引き締まったのに、なぜか体重はちょっと増えた。」
「痩せたねと周りから言われるけど、1kgしか減ってない。」
「体重は変わってないけど、服のサイズは小さくなった。なぜ?」
という声をたまに聞きます。

これはなぜでしょうか?
答えは、

筋肉は重いから

です。

どういうことかというと、同じ体積で筋肉と脂肪を比べると、
筋肉:脂肪=1.1:0.9
なので、筋肉のほうが脂肪よりも20%重いです。
どちらも2ℓのペットボトルの大きさで比較すると、
筋肉が2200g、脂肪が1800gと400gの差があります。

そのため、体脂肪が減って同じ量の筋肉が増えても、若干体重が増えることがわかります。

ただし、脂肪と同じ重さの筋肉が増えたとしても、筋肉の方が密度が高く重いので、
見た目は引き締まって見えます。


これが筋トレをして引き締まったのに体重が増える正体です。
なので、マッチョはすごく体重が重いです。
例えば、キャプテンアメリカ役のクリス・エヴァンズは
身長183cmで体重は88kgあります。
予想より重いのではないでしょうか。


イメージでいうと、筋肉が小さいけど重くてかたい野球ボール
脂肪が大きいけどあまり重くないソフトボールといったところでしょうか。

そのため、体重が増えた=太った
とショックを受ける必要は全くありません。

むしろ、体組成が非常に良い方向に改善しているので立派な事です。
しかも、見た目も良くなるので一石二鳥ですね。

逆に、体重に囚われてばかりいて過激なダイエットや
無理な食事制限でダイエットをすると、体重は減ったけど
筋肉がガタ落ちして太りやすく痩せにくい、しかも筋肉がないので
のっぺりとした見栄えも悪い身体になってしまいます。
辛い思いをしてダイエットを頑張ったのに、そんな体になりたいでしょうか?

ダイエットの本質は、健康になることであり、それを行った結果
引き締まった身体も手に入るというのが正しいと考えます。

そのため、ヘルシーな食事をしてトレーニングを頑張った結果、
身体が引き締まり体組成も改善していれば体重が少し増えても
全く問題ありません。


それでも体重をなるべく増やしたくない、という場合は
トレーニングを工夫すれば可能です。

筋肥大効果よりも持久力向上の効果が高い
自重トレーニングや高回数でトレーニングを行いましょう。
そうすれば筋肉が太くなるのを防ぐことができます。

あとは、食事をカロリーオーバーしないように気をつけましょう。
トレーニングをしていて、カロリー収支がプラスになると
筋肉が成長します。
そこで、カロリー収支をプラスにならないようにすることで
筋肉の合成が起きないようにすることができます。

体重だけに囚われず、健康な身体で毎日を気持ちよく過ごしてもらえればと思います。

ありがとうございました!

【Instagram】 GYM_Pumpology
【Youtube】  GYM Pumpology

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です