【ウルヴァリン】ヒュー・ジャックマンから学ぶ食事メソッド

こんにちは、山形県鶴岡市の個人ジムでパーソナルトレーナーを
やっている菅原です。

今回は、ウルヴァリン役で有名なヒュー・ジャックマンの
食事について紹介していきます。

ヒュー・ジャックマン(53)
1968年10月12日 生まれ
身長188cm
代表作:X-MEN、レ・ミゼラブル、グレイテストショーマン

どれも面白いのでお勧めです。

それでは、あの肉体美を作り上げた食生活は
どのようなものだったのでしょうか?

彼が採用、実施した食事方法は、
インターミッテント・ファスティング
というものです。
これは、食事を決まった時間帯にしか食べず、
他の時間は何も食べないという方法です。

例えば、昼の12時~夜の8時までの8時間しか食べない、など。
時間や摂取する栄養の量や配分などは色々なアレンジがあります。

ヒュー・ジャックマンの詳しい方法は、下記の通りです。

【ヒュージャックマン式食事法】

・食事可能な時間は1日8時間
・この8時間の間に6回の食事をする
・1日の総摂取カロリーは4000キロカロリー
・200g以上のタンパク質を摂取
・ウエイトトレーニングの日には高炭水化物の食事
・休息日には低炭水化物の食事
・クリーンな食事

1日のうち食事をする時間は8時間で、その間に6回の食事をします。
しかも、この6回で4000kcalと必要なタンパク質を摂取しなければ
いけないので、かなりハードな内容です。
これをクリアするためには、
8時間以内にすき家の牛丼中盛を6回食べる(!)
ということをしなければなりません。
相当な大食いでなければ無理だと思われます。。。

また、無駄な脂肪をつけないためとエネルギー確保、身体の回復のために
トレーニングをした日としていない日で炭水化物の量を調節していますね。
激しいウェイトトレーニングの日→最大57%
休息日→炭水化物の摂取量を総消費カロリーの16%に減らす
という具合に調節していたそうです。

そして当然のようにジャンクフードなどは食べず、
加工されていない自然なクリーンな食事をしています。
それがあの若々しい見た目にもつながっているのでしょう。
クリーンな食事とは、大量の新鮮な野菜、ナッツ類、果物、
オリーブオイルやアボカドに含まれる身体に良い脂肪、
未加工の食材由来のタンパク質などです。

具体的な食事メニューは、
・玄米とほうれん草の鶏肉
・サツマイモとブロッコリーのステーキ
・卵とオーツ麦
・ハムエッグ
・鶏肉と野菜
・アーモンド、またはジャム入り全粒粉パン
・マグロとアボカド
といったものです。
ちなみに、断食時間中は水やお茶、コーヒーは飲んでもOKです。
ジュースはダメです!

インターミッテント・ファスティングの効果

それでは、この食事方法をやるとどのような恩恵があるか
見ていきましょう。

1.体脂肪を効率よく減らすことができる

食事をあらかじめ決められた時間帯だけで行うと、身体の脂肪燃焼能力を
増進させることが研究で裏付けられています。
断食の時間が12時間を超えたあたりから、
身体が脂肪燃焼モードになるので、効率よく体脂肪を減らしていけます。

また、インターミッテント・ファスティングは食欲減退効果が高いので
その面からも体脂肪減少に効果的です。
それに、食事の時間を短縮することで食事量も抑えやすくなります。

2. 血糖値を安定させてくれる

時間制限を設けて食事をすることで、血糖値とインスリン抵抗性を
下げることが期待できます。
インスリンとは、血糖値を下げる働きがあるホルモンであり、
インスリン抵抗性とは、インスリンの効き目の事です。
インスリン抵抗性が下がる=インスリンの効き目が良くなる
ということです。

これにより、血糖値を安定させることができます。
血糖値が安定すると、
・体脂肪を効率的に燃焼させる
・無駄な脂肪を増やさずにすむ
・筋肉が適切に成長する
・アンチエイジング
・メタボや高血圧など生活習慣病を防ぐ

といったメリットがあります。

ヒュージャックマンは運動していない日に摂取する炭水化物を
減らしていましたね。これにより、インスリンは低く保たれます。
一方、運動をした日は高炭水化物の食事をするのはなぜかというと、
運動をすることで筋肉のエネルギー源であるグリコーゲンが
消費されるためそれの回復
と、インスリンが筋肉同化作用(筋肉を
増やす作用)がある
のでそれを狙ったためです。

3. 脳に良い影響がある

断食をすることで、BDNFという物質が増加します。
このBDNF脳由来神経栄養因子というもので、
長期間の絶食中に上昇します。

このBDNFは、脳内の神経細胞の成長を促したり、
脳細胞を維持したりしてくれます。他にも、
・記憶力アップ
・学習能力の向上
・メンタルをクリアにする
・精神的に前向きになる

といった効果があります。

ちなみに、アルツハイマーやパーキンソン病を患っている方は、
BDNFが低い傾向にあるそうです。

4 炎症を抑えて老化を遅らせる

16時間の断食をすると、オートファジーが働きます。
オートファジーとは、古くなったり壊れた細胞を
取り除いて新しく生まれ変わらせるしくみのことです。

古くていらなくなった細胞が体の中に残ったままだと、
体の不調や病気の原因になってしまいます。
そのような体のゴミを掃除してくれるのが
オートファジーです。

これにより身体の炎症を抑えて、
老化のスピードを遅らせてくれます。
なのでヒュージャックマンはいつまでも若々しいのではないでしょうか。

5.筋肉の減少を抑えられる

カロリーをマイナスにするダイエット中は、
どうしても体脂肪と一緒に筋肉も減ってしまいます。
しかし、インターミッテント・ファスティングなら普通の減量法よりも
筋肉量の減少が抑えられることがわかっています。
筋肉量の減少が少なければ落ちる代謝量も少しですむので、
減量もより効果的に行えます。

一般人にヒュー・ジャックマンの食事方法はどうか?

ヒュー・ジャックマンの身体は筋肉があり引き締まっていて
とてもかっこいいですよね。
その食事方法を自分にフィットするように調節してやってみるのは
とても良い
と思いますが、彼と全く同じ食事方法をやるのは
おすすめできません。

参考に、ヒュー・ジャックマンと同じ食事を1日してみた動画があるので
紹介します。かなりキツそうでした。。。

【この食事方法の取り入れ方】

とはいえ、インターミッテント・ファスティングは効果もあるので
普通の人にも実施可能な方法です。
身体を引き締めたい方、メタボを解消したい方などにおすすめです。

まずは、断食時間を12時間で練習してみてください。
1~2週間をこの設定で過ごします。
そして徐々に断食時間を11時間、10時間と負担の少ない
ペースで短くしていきます。
最終的に8時間を目指しましょう。
これが食事時間の取り入れ方です。

次に食事内容について。
摂取カロリーとタンパク質量は、ヒュー・ジャックマンの量だと
ほぼ全ての人にとっては摂り過ぎです。
筋肉を増やしたいのか、減量を増やしたいかにより
カロリー摂取量などは左右されます。

一番簡単なのは、スマホでマイフィットネスパルという
食事管理アプリをダウンロードしてください。
そして体重などの自分の情報を入力すると、
目標の摂取栄養量などを全てはじき出してくれます。
これを基に食事をしていきましょう。

ヒュー・ジャックマンの食べていた食事はそのまま
真似してもOKです。
クリーンな食事内容なので、とても健康にも良いです◎

ヒュー・ジャックマンのシェフが出した料理本もあります。
自分も持っていていくつか作ってみましたが、意外と簡単にできて
美味しかったです。

SAMURAI レシピ BODY MAKE FOOD by Chiken×Beans

以上、ヒュー・ジャックマンの食事方法についてでした。
様々なメリットがあるので、参考にしてみてまずは自分の食生活に
取り入れやすいものから試してみてもらえばと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました!

菅原

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【Youtube】  GYM Pumpology

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